全体研修が行われました。~食事介助・支援を受ける立場になってみる~

白川園 全体研修

12月7日(金)19時から今年最後の全体研修が行われました。

 

今回の内容は
①身体拘束の考え方について
②感染予防について
③利用者の方が望む食事介助とは~認知症の方の食事支援~
以上の3つです。

 

上の2つは過去にも行っているので復習を兼ねて。
今回のメインは3つ目の食事介助についてでした。

元々は特養にご家族の方からの声があったんですよね。

『職員の方は少ない人数でいつも感謝しております。
そのような中で大変申し訳ないのですが…』

 

【要約した内容は以下の2つ】
①食事が食べ物を運ぶ作業のようになっている
②食べさせることが目的になっている

 

その言葉を元に上村部長が研修内容を考えたとのことでした。

そのような背景の説明が部長からあったあと、行われたのは…

 

実際に食事介助を体験してみて支援の在り方を考えることです。

 

介助を体験する側は目隠しをされます。
そして介助をする側は上記写真にある言葉しか使うことが出来ません。
(これによって見当識と理解力の低下を疑似的に体験することができるそうです)

 

その様子です。

後で職員に聞きましたが、目隠しをしている状態で上記での説明でしか情報を得られないと何が口に入ってくるのか分からず結構怖いそうです。

あと、3種類の食事が用意されていたのですがそれがの味が口の中でごっちゃごちゃになって良く分からなかったそうな。

 

ただ職員たちはかなり楽しそうでした。
こういった楽しみながら行う研修は結構記憶の中に残りそうです。

グループに分かれて各班ごとに行いましたが、どこも終始笑い声が出ていましたね。

 

まぁ勿論今後僕たち職員がきちんと自分に落とし込んで日々の食事介助に向き合わないといけませんが。

何事も自分に当てはめて考えることは大切だと思います。
声かけの大切さ・食事介助のペース・美味しく感じる為の方法を考える機会になったのではないでしょうか。

 

皆さん、遅い時間までお疲れさまでした。

そして部長もありがとうございました。
この貴重な内容を元に今後に繋げていきたいと思います!

 

さて、ここ最近はずいぶん気温が低くなってきました。
先週の頭は最高気温が25度と12月なのに夏日となっていましたが、土曜日には一ケタの気温になってしまうという極端なことになっています。

これも温暖化の影響でしょうか、今年はとにかく気候が極端です。
このような時に体調を崩しやすいので皆様もどうぞ気を付けられて下さい。

 

それではここまで読んで頂きありがとうございました。