H27.10.29
朝と夜はすっかり冷え込んできましたね。
久しぶりの更新です。
ただいま、認知症介護指導者研修の真っ只中です(~_~;)
恐ろしく、大変な研修の一つですが、各県の同志たちと負けじと頑張っています。
ちなみに研修ではこの人?の良いところについて、皆で考えたりしています。
真剣に・・・(笑)
すごく奥が深い・・・・
そんな厳しい東京研修も半分が終わり、今は職場内で約一月の研修に取り組んでいます。
職場内研修でも宿題があって、職場の協力を得ながら頑張っています。(皆さんに感謝です。)
さて、東京研修では「指導者に必要なスキルとは何か?」について学ぶ機会が多くあるのですが、
これがスペシャルに難しい。
何が難しいのかというと、我々中堅は後輩や部下を指導する時、無意識の中で自分の価値観(成功体験や経験から養われたモラル)を押し付けてしまっていることがよくあるのだが・・・。
無意識なだけに気づけていない・・・。
その無意識を意識することができないと、指導が考え方の押し付けになってしまう恐れがある。
ねっ。難しいでしょ。
例えば、徘徊をしている認知症高齢者のAさんがいるとします。
そんなAさんの徘徊している状態を部下は何の関わりもせずに見ているだけだったとします。
そんな後輩に指導係(先輩)が
先輩「どうして、Aさんに対して何もしないのダメじゃない!前も言ったよねー(-“-)」
後輩「え?・・・すみません」
先輩「Aさんの話を聞いいたり(徘徊の目的を探る)、お茶を出したりして気持ちを落ち着かして
あげないといけないのよ」
後輩「へーそうなんですね。わかりました。」
この流れの中には、
既に【徘徊=よくないこと】という先輩の解釈が既に入っていることになります。
だから、徘徊を止めさせようとするんですね・・・。
さらに、後輩の見ているだけの行為もダメと決めつけてしまっているのです。
このような指導は、誤った先輩の価値観の押し付けになるだけなのです。
この場合の適切な指導は「どうして、見てるだけなの?」と聞くことから始める事が大切なのです。
まっケースバイケースなんですけどね。
さて、来週からまた東京へ行ってきます。(アディオス)